宇宙戦艦ヤマト2199

yamato_1.jpg最初は大して期待もしておらず、「一応は押さえておくか~」位の軽い気持でTV放映を観始めた「宇宙戦艦ヤマト2199」 初代宇宙戦艦ヤマトTVシリーズの完全リメイク作品である。

いやこれが実に素晴らしかった・・・。
ちなみに私は『リアル』ヤマト世代である。小中学生の頃に夢中になって、その後の人生観・価値観にも影響をもたらしたと言っていい位だ。(過去ログ:本当に大切な事はみんなアニメから教わった)
これは日記でも書いておかねば、という義務感に駆られてしまった次第である。

○何が良かったか その1. 「原作への限りないリスペクト」
出渕裕監督始めスタッフが「ヤマト大好き世代」が揃っていて、もう原作への愛を隅々に感じる点が素晴らしい。幾つか例を挙げよう。
・有名な主題歌。比較動画を見つけたので貼っておくが、構図もタイミングも殆ど一緒。いい・・・。
ちなみに途中から主題歌がUVERworldに変わったがあれはないわ。UVERworldがダメって言ってる訳ぢゃなくてヤマトの世界観と全く合ってない。作品を観るに監督がこんな主題歌変更を承知するはずがない事位、私にだって分かる。やったのはスポンサーかレコード会社だろう。責任者は切腹して詫びるべきである。そうである。


・ヤマトのOpeningいえばスキャットテーマ。一気に日々の現実から夢の世界に引き込まれる。このOpeningのおかげで毎週見るのが楽しみでしょうがなかったと言っていい程だ。音楽は旧作の故・宮川泰氏の実子・宮川彬良氏が担当。何でも当時の楽譜は全て紛失している為、耳コピでオーケストラのスコアを書き上げたそうだ。本当にありがとう宮川さん。この数々のBGMなくしてヤマトはヤマトたり得ない。
あのね、ヤマトとはストーリーでも映像美でもなくて、音楽なんですよ。反論は認めん。(^^;)
※そのスキャットテーマが聞けるのは「1:03」当たりから


○何が良かったか その2. 「原作の矛盾を解消する考え抜かれた設定変更」
・当時良く言われていたのが「宇宙空間なのに何で撃墜された敵機は下に落ちていくのか」とか(笑) ヤマトって世界観は目を見張るものがあるのだが、設定では矛盾点がかなりあったのは事実である。現代にリメイクするならガンダムやマクロスやエヴァを経験してきた以上あのままでは皆納得しないだろう。その点を実に良くやってくださったと思っている。言い始めたら切りがないのだが、いくつか私の印象に残った点を挙げてみよう。

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以下ネタばれあり。
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・旧作はイスカンダルのサーシャが地球(火星)に来て、スターシャのメッセージと波動エンジンの設計図を届ける。だかこれではエンジンの設計図を渡されて数日で完成させた事になる。未知のオーバーテクノロジーなのに・・・。そこを新作ではサーシャ来訪より一年前、その下の妹ユリーシャが設計図を持ってくるという風に変更。サーシャが持ってくるのは波動エンジンの起動コア。

・冥王星基地のシュルツ指令他は皮膚が肌色。他のガミラス人は灰色。旧作では単なる色指定ミスなのだが、これを灰色の肌に修正せず彼らは二等ガミラス人(純血ガミラス人は灰色)と言う設定に変更。それを逆手に取って人種差別などの話を膨らませていったのには参った。

・地球とイスカンダルの中間地点バラン星。そこのに亜空間ゲート(そこを通るとワープの数倍速く航行できる)というのを新たに設定。
1.デスラー暗殺(実は影武者と後で分かる)
2.この国家の非常事態に宇宙中に散っているガミラス艦隊がバラン星に集結。
3.式典をやっている途中、地球側の亜空間ゲートから出てきたヤマトが数万隻のガミラス艦隊の間をすり抜けイスカンダル側のゲートに飛び込む。
4.その際波動砲を発車してゲートの動力源を破壊。
5.ガミラス艦隊は取り残され、ヤマトを追おうにも二ヶ月遅れが確定。
これでドメル艦隊との決戦もガミラス本星にヤマト単独で乗り込む違和感にも説明がついてしまった。この展開には正直震えがきた。

TV放映は終了したが、もし君が興味が沸いたのならDVDでも借りて観て貰いたいものである。絶対後悔はさせない。
※劇場版の新作が製作されるそうだ。「さらば~」に近い内容になるのだろうか・・・。

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プロフィール

ヘローン

管理人:ヘローン
・性別:男性
・血液型:A型
・生年月日:1964年
・自己紹介:マッサージ屋の店長してます。50代独身。仕事に追われるばかりで、今はアパートに帰ってビールをしこたま飲むのが唯一の楽しみ。

趣味:映画鑑賞、アニメ鑑賞、プロレス鑑賞、洋楽カラオケとエアギター、ガンプラと鉄道模型、PCとスマートフォンいぢり

好きな作家:松本零士、平井和正、押井守

好きな音楽:産業ロック、プログレ、70'80'ポップス全般

聖地:新横浜ラーメン博物館

好きな服装:古き良きアメリカン・カジュアル

好きな言葉:男には酒こそ最高のなぐさめ

○ニックネーム「ヘローン」は
松本零士大先生「銀河鉄道999」の「夜のない街」より拝借
heroon.blog57.fc2.com/blog-entry-131.html

○写真は押井守大先生の「うる星やつら」の「メガネ」
の画像を勝手に拝借。
あの無意味に大仰なセリフ回しをこよなく愛しています・・・。

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